「赤ちゃんを突然死から守るために」
あなたはシズ(SIDS)を知っていますか
東京女子医科大学 母子総合医療センター教授 仁志田 博司先生
(東京女子医科大学名誉教授・北里大学客員教授)
(公明新聞 1998年5月20日~7月31日 17回連載)
- シズってどんな病気?
睡眠中、眠り続けるように…8割が生後6ヶ月までに起こる。(1998年5月20日掲載) - いつ、どこで、どのように?
1年中、1日中、いつでも。2/3は家庭で、1/3は保育所や病院。(1998年5月25日掲載) - シズは新しい病気か
有史以来、重要な病気の1つ。現代病や新しい奇病ではない。(1998年5月27日掲載) - シズの家族の悲しみ
悲しみ、自責の念、”白い目”・・・。(1998年6月1日掲載) - 不意に失われた命(1)
定期検診では「異常なく順調」。警察から”罪人扱い”された人も。(1998年6月8日掲載) - 不意に失われた命(2)
何年も続く保育所との裁判。謝罪から一転、”ミスではない”。(1998年6月10日掲載) - シズと育児環境
「うつ伏せ寝」にシズが多い。予防キャンペーンで発生が半減。(1998年6月17日掲載) - うつ伏せ寝との関係(1)
危険因子であることは事実。だれかがそばにいる育児環境を。(1998年6月25日掲載) - うつ伏せ寝との関係(2)
遅れる「音に対する覚醒反応」。元気な子どもには好ましくない。(1998年7月1日掲載) - どんな子供がシズに
シズは赤ちゃんの”宿命”。どの子どもにもリスクはある。(1998年7月2日掲載) - シズを少なくするために
なりにくい育児環境をつくる。生活スタイルを変えると減少。(1998年7月10日掲載) - ホームモニターの使用
アラームで異常を知らせる。シズ防止に効果、専門医に相談を。(1998年7月16日掲載) - アルテという病気
シズに似ている”危急事態”。状態が悪くても救命できる疾患。(1998年7月22日掲載) - シズやアルテが発生したら
抱き起こして背中を刺激する。その後、鼻から息を吹き込む。(1998年7月23日掲載) - SIDS家族の会
子を失った家族をサポート、知識の啓蒙や研究への参加も。(1998年7月27日掲載) - 行政の対応は
厚生省が聞き取り調査実施。東京都は既に1千万円の対策費。(1998年7月29日掲載) - 最後に
こわい病気ではありません。注意点を守り、子育てを楽しんで。(1998年7月31日掲載)
この記事は公明新聞の承諾を得て転載したものです。 |